Step2 .トンボと塗り足し

まず、ポケットティッシュの横タイプの基本サイズは横103mm×縦73mmとなります。(正方形タイプやラベルタイプもありますが、ここではこのサイズですすめてゆきます)印刷後、お客様の手元に届くのはその規定サイズで、『仕上がりサイズ』として断裁加工して納品する運びになます。

ひながた

図のように仕上がりガイド(一番外の青い線)の外3mmにトンボをつけます。工程で仕上がりサイズに断裁する際、このトンボに合わせて断裁することになります。トンボは線が2つ交差するカタチで構成されていますが、内側の線を『内トンボ』と呼び、 内トンボでコーナー同士を結ぶと『仕上がり線(=断裁位置)』が浮かび上がるというわけです。

トンボの付け方

トンボはイラストレータ上では【トリムマーク】と呼ばれます。トンボの付け方は、トンボをつけたいオブジェクト(ここでは横103mm×縦73mmの長方形)を選択した状態で、【フィルタ】から【クリエイト】の中の【トリムマーク】を選択するだけです。

塗り足しの付け方

断裁の際、断裁位置が機械による物理的なずれを生む場合があり、その時、断裁位置(仕上がり線)ギリギリまでレイアウトしていると、文字や画像などが欠けてしまうことがあるので、 断裁位置(仕上がり線)より内3mmには、文字などは配置しないようにします。
(テンプレート内3mmの位置にガイドラインを引いているのはそのためです)

また、断裁位置(仕上がり線)より外方向へずれる場合、断裁位置(仕上がり線)ぎりぎりまでレイアウトしている(=『裁ち切り』)と、用紙の白地部分が見えてきてしまいますので、 断裁位置(仕上がり線)より外3mmまで延ばすようにするのが原則です。この部分を『塗り足し』と呼びます。
塗り足し部分は、断裁時に切られて無くなります。

ひながた

印刷特有の制約が全く無いエリアにデザイン要素をレイアウトすることが基本となります。